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人心を惑わし操る吸血蝙蝠の妖、『皇帝コウモリ』の人間願望(アニマ)。パラノイドサーカスの紅一点。
頭部にコウモリの羽を生やした、巫女装束の少女の姿をしている。この羽根はちょっとした弱点らしく、白金にくすぐられた時には笑い泣き状態になりながら拒絶反応を示していた。
外見的にも精神的にも姫乃と同年配くらい。一見すると若く可愛らしいが、実際はかなり凶暴。無邪気な物言いの中に暴力的な言葉を含むことが多い。
敵であるうたかた荘メンバーに軽々しく話しかけたり、一緒に観戦したりと他のアニマより社交的に接してくる。単にマイペースなだけかもしれないが、戦略上の都合と、散っていったミズチの名誉のためもあり、うたかた荘メンバーにむやみに手を出すような真似はしなかった。
キヨイ、ゴウメイ、グレイとは生前からの仲間であり、キヨイに好意を持っている。お互いの恋心(?)を巡って姫乃と一戦やらかしたりもした。
死後、自分たちの亡骸が見せ物扱いされることに激怒し、異天空間を用いて黒鳴町、及び雉ノ葉邸を乗っ取る計画を企てたらしいが、その事件の顛末は不明である。
8ヵ月後の番外編では、経緯は不明であるが仲間達と共にうたかた荘に住みついている。キヨイに抱きついたり、雪乃をおばさん呼ばわりするなど奔放な性格は変わっていないようだ。
地中における気の流れ「龍脈」を乱す力を持つ蛇の妖、『水霊(ミズチ)』の人間願望(アニマ)。
外見はオールバックで三白眼の男性。一見ヘビらしい特徴は見られないが、体内に無数の黒い蛇を宿している。これは、彼が共生する『水霊』たちの集合体だからである。それゆえに真の意味での仲間意識や協調性というものが理解できず、強い結束を持つ他のメンバーたちが珍しくてたまらない。
冷酷・非情・陰険な性格で、目的達成のためならば手段を選ばない。その上狡猾でもあり、心理的な駆け引きはいやらしいほどに巧み。肉弾戦闘は好まないようだが、戦う時には短刀を愛用する。
うたかた荘メンバーとの外為
、第一回戦で澪と激突、持ち前の戦略で彼女を形勢不利に追い込むも、澪にその上を行かれ『血華美刃 鬼百合』に敗北。バラバラにされて胸部だけがかろうじて残るものの、再生不能・消滅寸前の状態となる。最期は自分らしく派手に消えたいとゴウメイに頼み、介錯の一撃によって完全消滅、リタイアとなる。
チーム内で唯一、真霧邸以来の仲間でないためか、他のメンバーとは折り合いが悪いように見えた。しかし、彼が消滅した後のグレイたちの言動を見るに、きちんと「同志」として認められてはいたようだ。
故人。案内屋。冬悟こと、現在の明神の師匠。「うたかた荘」の購入者でもある。黒いサングラスとコートを愛用(現明神と違い、サングラスは絶対に外さない)。身寄りのない現明神を拾い、共に生活し、彼を案内屋として、人間として育てた男。
性格は豪放磊落。かつ、どこかつかみどころがなく飄々としている。冬悟(現明神)へ「お嫁にいけんぞ」と言ったり、澪に写真と付近のみを簡略に書いたいい加減なうたかた荘の地図を送ったりするなど、滅茶苦茶で周囲を戸惑わせるような言動が多い。澪の言によれば「ドエロ」でもあったようで、実際彼女に対するセクハラはかなり強烈だった。
案内屋として強い力を持っていたが、ハセとの戦いで現明神をかばい、そのまま絶命。魂はハセに囚われていて、後の再戦時に現明神に新たな力、空の梵痕を授けることになった。既に成仏したため霊としては現世に残っていない。
実は、高い実力を有しながらも剄の総量は素人に毛が生えた程度で、冬悟(現明神)の10分の1以下であったという。案内屋でありながらも完全な黒髪なのはこれが原因と思われる。抜群の技術力やセンスで歴代の明神最強と呼ばれる戦闘能力を持っていたものの、発揮できる力の最大が低いため強敵には苦戦を強いられることもあった。身寄りの無い冬悟を育てていたのは、来るべき戦いに備えて人間側の切り札を用意するためでもあった。
名跡のフルネームは明神勇一郎。だが、本名の姓は不明。
なお、増刊青マルジャンプに初掲載された読みきり版「日経225
」(単行本6巻に収録)における明神(のキャラクターデザイン)は彼だった。
湟神澪(コウガミ みお)
案内屋。腹に『水の梵痕(バのサン=スティグマ)』を持つ。
スタイル抜群の美人で、白のニッカボッカを着用、ハンチング帽を被る。治癒術、結界術に長けており、戦闘では腰に提げたペットボトルの水と、刀(長ドス?)を武器とする。
性格は威勢のいい姉御肌。普段は冷静に振る舞っているものの、意外と沸点が低く短気な一面もある。また子供好きでもあるようで、アズミのことをとても可愛がっている。
幼い頃両親を亡くした孤児であり、師匠の湟神一兆に引き取られる。荒れた青春時代を送っており、14歳にしてレディースのリーダーになっていた。一兆との修行からもたびたび逃げ出していたが、その度、先代明神に連れ戻された。この経験から先代明神に好意を寄せるようになったと思われる。
無縁断世を巡る戦いへ向け、先代明神の死を知らぬまま、彼をたずねてうたかた荘を訪れる。弟子時代の明神(冬悟)との面識はなかったが、過去、師匠に連れられた姿を見ていたため冬悟の事自体は知っており、うたかた荘に合流後はシャボン玉を利用した修行で彼を鍛えた。
襲来したパラノイドサーカスが人間に危害を加えないよう、自ら決闘を提案。すぐにでも戦闘をしたいミズチに交換条件として右腕を持っていかれ、不利な状況のまま最初の戦いに臨む。戦略に長けるミズチを相手に苦戦を強いられるが、先代明神と共に戦う日のため磨き上げた水の梵術で、最後は見事勝利を収めた。
8ヵ月後の番外編では、FX
たちと共に明神の誕生日パーティーに参加。アズミにゾウのぬいぐるみをプレゼントしていた。
本名は園城寺澪(おんじょうじ みお)。趣味はぬいぐるみ集め。
神吹白金(カンブキ シロガネ<プラチナ>)
案内屋。腰に巻いたライダーベルトの中に『風の梵痕(カのサン=スティグマ)』を持つ(?)。自称「世界を救うヒーロー風(カ)のプラチナ」。
性格も容姿も派手そのもの。白髪(後ろ髪だけが黒い)の優男で、着崩したスーツとサングラス、梵字の書かれたライダーベルトを身に着けている。
幼少の頃に神吹銀一の元へ養子として預けられ、以降は銀一流スパルタ教育を受けたエリート案内屋。湟神澪、火神楽正宗とは修行時代からのいわば幼なじみである。澪に恋心を抱いていたようだが、彼女にはパシリ扱いされていた。
「世を忍ぶ仮の姿」はフツーのサラリーマン。髪を黒く染めた地味な外見で、異様なほど腰が低い。その処世術は師匠の教育と澪の暴力により培われたものらしい。
脱出作戦の要として、澪の要請でうたかた荘に駆けつける。明神対ゴウメイ戦の直後、ゴウメイのトバリ起雲蛮岩が解けると同時に乱入してきた。そのままコクテンと戦闘に入るが、目的はむしろ撹乱と陽動にあったようで、最後の詰めは正宗に託している。
コクテンにセクハラしたり、肝心のところは仲間頼りだったりとなかなか愉快なヒーロー像ではある。
8ヵ月後の番外編においても澪、正宗と行動を共にしている。性懲りもなくコクテンにちょっかいを出して逆襲を受けたりしていた。
火神楽正宗(ヒカグラ まさむね)
案内屋。『火の梵痕(ラのサン=スティグマ)』を持つ。
タバコを咥え、右目に眼帯をつけている。髪の毛は、投資信託
のない左側の一部だけが白い。ベストを着込んだスタイルは先代火神楽を髣髴させる。
幼い頃両親を戦争で失い、傭兵であった先代火神楽に拾われ案内屋として生きる事となった。白金とは修行を共にした親友であり、よき相談相手。白金の本心を当時から知っていた。
火の案内屋のわりに性格はクール。周囲が熱くなったり盛り上がったりしている中でもポーカーフェイスを崩さない。
脱出作戦の要として、澪に頼まれた白金にさらに頼まれてうたかた荘に駆けつける。火の梵術による狙撃でキヨイのトバリから明神を救った。
8ヵ月後の番外編においても澪、白金と行動を共にしている。パーティーの席では特大のクラッカーを打ち鳴らしてみせたり、それなりに楽しんでいた模様。
湟神一兆(コウガミ いっちょう)
案内屋。澪の師匠で、育ての親。左胸に『水の梵痕(バのサン=スティグマ)』を持つ。全国の除霊師、案内屋と広くネットワークを持つ、霊能力者たちのリーダー的存在。
長い白髪と髭をたくわえた、小柄な和装の老人。外見に似合わずファンキーな性格をしており、スケベらしい。
17年前、先代明神とともに桶川雪乃と対面し、彼女の意志を確かめた。その後は雪乃を守るためパラノイドサーカスと戦う。ゴウメイとの一騎打ちに敗れたようだが、現在の生死は不明。
本名は神山一兆(かみやま いっちょう)。
火神楽・M・忠勝(ヒカグラ・マイク・ただかつ)
案内屋。正宗の師匠。右腕に『火の梵痕(ラのサン=スティグマ)』を持つ。
黒々とした口髭が特徴の渋い先物取引
。サングラスと葉巻を愛用している。
14年前の戦いでは、長距離火力による狙撃で敵を追い込む役割を果たしていた。軽い人間が嫌いで、軽口を叩く先代明神に説教する場面も。現在の生死は不明。
本名は不明。海外で傭兵の経験があり、「バレットイーグル」という名の非合法バーのマスターをしていたという。
神吹銀一(カンブキ ぎんいち)
案内屋。プラチナの師匠。左の掌に『風の梵痕(カのサン=スティグマ)』を持つ。「処刑者銀一」と恐れられる使い手。
端正な顔に眼鏡をかけ、スーツを着こなす。非常にクールな印象の男性。
冷静かつ高い分析力を持ち、14年前の戦いにおいて、案内屋の中に裏切り者がいる可能性を指摘した。また、アニマたちの背後にいる統率者の存在も予想していた。現在の生死は不明。
本名、松倉銀一(まつくら ぎんいち)。仮の姿は高校教師で、担当は世界史。弟子や生徒に厳しすぎる一面もあり、受けは悪かったらしい。
壊神幽響(エガミ ゆうこう)
案内屋。おそらく『地の梵痕(アのサン=スティグマ)』の持ち主。トランプを所持していたが、能力と関係があるかは不明。
壮年の男性で、額の左側に銃痕のようなものが見受けられる。彼の人となりや、詳しい経歴は明かされていない。最終巻での人物紹介における服装は轟宗之助と同じ服装である。
14年前の戦いにおける「裏切り者」。現在は仮面をかぶり、人間たちに戦いを挑んでいる。陰魄を率いる幽灯大師観照と同一人物である。
『無縁断世』。当然、「みえるひと」だったのだろう。
若い頃から陰魄に狙われ続けてきたが、身ごもっていた子供(姫乃)のために『無縁断世』の宿命に従うことを拒否。その強い意志に賛同した先代明神や、その他梵痕(サン=スティグマ)持ちの案内屋に守られながら姫乃を育てた。しかし、最後はパラノイドサーカスによって強奪されてしまう。
長い間行方不明であり、姫乃は死んだと思っていたが、肉体と魂が分かれた特殊な状態でありながらも生きていて、『倚門島(イモントウ)』という場所に囚われていた。
パラノイドサーカスとの決戦を経て、無事奪還され、番外編においては姫乃たちと共にうたかた荘にて暮らす。怒るとゴウメイ、キヨイ、コクテンもが怯むほど怖い。
先代明神と親しかったためか、現在の明神のことは「冬悟さん」と名前で呼ぶ。ちなみに明神は彼女のことを「お母さん」と呼んで敬っていた(救出前は「雪乃さん」だった)。
十味源五郎(とみ げんごろう)
生者。通称「トミのじーさん」。元刑事の老人で、霊を見ることができる。開襟シャツとハゲ頭がトレードマーク。
明神とは長い付き合いがあり、よく仕事を持ちかけにうたかた荘を訪れる。しかしその報酬は大体払わない。
そもそも現在の明神と先代明神を出会わせたのが彼であり、現役当時、ケンカを繰り返し頻繁に補導されていた現明神(冬悟)を先代の明神に預けた。先代の死に際し「自分が明神を継ぐ」という冬悟の決意表明を聞いたのも彼だった。
現在でも「雉ノ葉月武誘拐事件」を追い続けており、事件の行き着く先であるガクの暴走を危惧している。
現役時代の相棒・真路川(まじかわ)刑事とは今も付き合いがある模様。
初代明神、姫乃と並んで青マル掲載時から登場している人物。